まずはやってみよう！手ぶらでも楽しめる”マチナカ”キャンプ！

レポート：ノブさん

1日目

埼玉県の開催地は越生町にあるキャンプ場。1泊2日キャンプのスタートです☆
仲間同士で楽しそうにしているお客さんが多い中、ちょっと緊張した面持ちの若者が微妙な距離感を保って集まり始めます。ソーシャルディスタンス？ともちょっと違う絶妙な距離感に思わず、「集合写真撮ろう！」と言ってしまいました。さあ、今から１４～５時間後、見返すのがもう既に楽しみです！

集合してすぐです自己紹介が終わったら早速調理に取り掛かります。目標は暗くなる前に火を起こして、ちょうど夕飯時においしいご飯を食べる事！ですが……
せっかくだから、とマッチやライターを使わず、ファイヤスターター（金属製の火打石みたいな道具）の火花だけで挑戦しよう！という事で楽しいながらも食事の支度は一向に進まず！！
あれ、気付いたらもうだいぶ暗くなってる！

と思ったら、食材班はきっちりお仕事してくれていました。無事、夕飯時にご馳走にありつけました。今回のメニューは、「パエリア」と「チリコンカーン」です。短時間で効率よく作業しようとコミュニケーションを取りながら行動した結果でしょうか。この時点で、もうかなり距離感が近付き、何でも言い合える仲になっていました。
初めて食べる料理ではありますが、その美味しさにビックリ！全員がもう食べられない……というほど満腹になり、お風呂へ。さっぱりした後はキャンプといえば！の、星空の下での語らいの時間です。寒空の下、ウッドデッキで楽しい時間を過ごしていました。

そろそろ寝る時間かな？と思った頃、「明日、解散時間になったら、その後は自由なんでしょ？」と聞かれたので、どうしたのかな？と思っていたら……「じゃあさ、その後はキャンプ場の横の山に登って、お風呂に入って……、時間があったら川越の探索にでも行く？」とのことでした。若者ならではの体力です。

2日目

翌朝、目覚めるとなぜか音楽が外から聞こえる……。そして外に出ると、すでに山に登って戻ってきたという朝活メンバーがラジオ体操をしていました。

朝は「ポトフ」で温まろうと話していたのですが、せっかくだからBBQもしよう！と朝からガッツリ、今日も苦しいほど満腹！

片付けをして、みんなで振り返りの時間です。昨日撮った最初の集合写真を見ながら、このメンバーでキャンプができた奇跡に感謝し、また次回の約束をしました。
そしてチェックアウトが済んだら解散。参加メンバーのうち、お迎えが来ていないメンバーは荷物を背負ったまま山に登っていきました。

参加者の声

「時間が経つのが早すぎて全然足りない！」
「みんなと連絡先交換したからいつでも会えるけど、そうじゃなくて、今この時間をもっと過ごしたい！」と口々に笑顔で話してくれました！
「今回は本当に良いメンバーに恵まれたよね！」と全員が順番に顔を見合わせながら話してくれた事が、とても印象的でした！

まとめ

参加メンバーそれぞれが、仲間全員を尊重し、お互いの“居場所”、“役割”を意識できた素晴らしいキャンプになりました。それは、最後に互いを見合わせながら「良いメンバーに恵まれた」と口をそろえて話してくれたことからもよくわかります。実際、同行した大人は一緒に笑っていただけで特別なことは何もしていません。それでも、限られた物資、環境の中で様々なことに積極的に挑戦し、協力し合う事で最高の時間を共に過ごすことができたのは、参加してくれた高校生一人ひとりの“思い”のおかげだと感じました。人とのつながりや仲間の笑顔を意識すると、どんな時でも“最高のメンバー”に恵まれる事ができるんだ、と気付けた1泊2日でした。また次回も、次の最高のメンバーが集まるのを楽しみにしています！